この本を読んで、何とか英語というものを読みこなせるようになった。内容は非常に論理的である。下らない受験英語のテクニックを覚える時間があれば、正攻法で学ぶことの方が将来にも役に立つ。
英語の長文を読む際に何が大切なのでしょうか?
勘に頼ってやフィーリングで読むという人はこの本は必要ないでしょう。この本は英文法を用いて長文を読み解く力を付けることを主題として書かれています。そのため200ページほどの中に練習問題を含めてもわずか十二問しか問題があらず、その他は長い長い解説に当てられるという構成になっています。前書きだけで12ページもあるという他の受験参考書とは明らかに一線を画すこの本ですが、文法という明確な判断基準を持っている為一度理解すれば大きな力となることは間違いないでしょう。丸暗記から脱却したい人にお勧めできる一冊です。
長文の解説は、数学の証明問題のように説明されています。
私が好きな部分は、重要語彙の解説の部分で、例えば、「equivalentという形容詞はto/ofで意味の使いわけが行われる。toを使う場合は近さが強調されて同じと解釈され、ofを使う場合は分離が強調され同等という意味になる。(さらに続く)」等、暗記一辺倒になりがちな単語の意味を、ほぼ1ページ使って解説してくれています。結果として、分った気になるだけの単語集、構文/長文解説本と違い、この参考書では、読んだ後、分かるか分からないかのどちらかです。
分かる部分は一生忘れられない程、印象的ですが、私の場合、分からない所もたくさん有りました。
それでも、分った気になるだけのその場しのぎの本よりも価値が高い本だと思います。