この辞書についているCD-ROMがすごい。インターネット上のサイトで英文や英単語を読んでいるときに、単語の上にカーソルを置くだけで、しっかり発音してくれる。クリックもしなくてすむなんてチョー楽。試しにワード文書で自分で作った英文レターでも試してみたら、しっかり発音していた。これがおまけでついてくるんだったら安いと思う。ただ、インストールしたら1ヶ月ごとにCDを入れ直さないといけないのには閉口するが。
値段を考慮して他の辞書と比較をすれば、ベストの 「配慮」 と言っていいのではないか。オックスフォードの牙城を確実に凌駕しつつある存在だ。その主な 「配慮」 は以下の三点。
第一に定義の緻密さと新しさ。
第二に英米発音の収録。これは同じ単語でも発音が異なるのは承知の通りであろうが、音声はやはり 「百見は一聴に如かず」 である。同じ発音記号であっても微妙に異なる。これがネイティブの発音でしっかりと確認できる。もちろん英米で表現が異なったり、綴りが異なったり、同じ単語でも発音やイントネーションが異なることは知識としては知っている。しかし、「quality」 のようなありふれた単語の同じ 「-ty」 の発音がこんなに異なるなどと日本の生徒の誰が信じるだろうか?極端にカタカナ書きすれば米の「クォリティ」に対して英は「クォリシィ」に聞こえる。これがわずか3800円で手にはいるのだから驚くしかない。
第三にモバイラーに対する配慮。この部分は、オックスフォードをはるかに凌ぐ。ハードデスク上に落として使う場合、若干の手間は残るにしても、マクミランは充分にモバイル対応している。この点のオックスフォードの頑なさには閉口するし、ソフト上の工夫や質の高さもマクミランの方が確実によい。
それにしても英米の言葉に対する情熱には圧倒される。日本語でも同様の辞書が出版される日を待ちたいものだ。