三点の理由から私にとってこれは非常に満足できるものです。第一にidiom毎の例文、第二に英語での意味、最後に、最も魅了するものとして、それらidiomの発生源が載せられたこと。私の見てきた参考書はそれぞれの言葉の意味を記載しましたが、それらの起源を説明しませんでした。そして、この作品は、言葉の起源を載せないそれらの本と比べ、より頭に残ります。おそらくそれはそれらidiomの用いられる理由と結果が明白だからでしょう。つまり、そのポイントは言葉の発生源と意味です。 例えば、最初に目に入る‘ace up your sleeve’で次のように筆者は書きます。(私が)簡単に(記すと)、‘meaning: a surprise or secret advantage’、‘origin’では、1500年代人々はポケットを持ってなくsleeveに物を入れ、後にmagicianが驚かせる物を隠し、1800年代にcard playerがwinning card、多くの場合aceをsleeveに素早く入れ取り出した。 あと、この本から得られる知識はただ単にある言葉の意味とその起源――言語面――だけではないかもしれません。上のような1500年、1800年頃の人々の実態をも垣間見れるでしょう。私は時に時代劇を見ますが、それの役者達も袖に物を入れてたなと思い出し、英語圏の人々も似たようなことをしたのかと想像でき、この本は非常に有効でした。
他のレビューにもう書かれてあること以外を書きたいと思います。つい最近アメリカの友人が自分で使ったものの、いったいなぜそういうのかぜひその出所を知りたいもんだ、と言っていたことがありました。そのイディオムは Piece of Cake で日本語に訳すと朝飯前くらいになるのでしょうか。断言的にではありませんが、可能性の高いものとして、19世紀半ばアフリカ系アメリカ人が開催していたケーキダンスのコンテスト説が載っています。日本でも知っている人が多いイディオムですが、しかし、その起源を聞かれて答えられる人はアメリカ人にも何人いるでしょう。話のネタにも使えるし、自分の英語にも自信がつけられる一冊だと思います。