現代思想のパフォーマンス
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人気ランキング : 7,997位
定価 : ¥ 1,050
販売元 : 光文社
発売日 : 2004-11-13 |
大学時代に学んだことのいい復習になりました。初めて現代思想に触れる人も、少し時間をかければ読めるのではないでしょうか?
ソシュール、バルトなどの各章が、「案内編」「解説編」「実践編」から構成される本です。「案内編」では人の紹介を軽く、「解説編」でその人の考え・理論を説明し、「実践編」で、その理論を応用して、映画や書籍を読み解く本でした。
「解説編」は、その人のキモとなる考えの一部を説明してありました。フーコーだとその研究手法、「権力」「知」等です。門外漢ですが「解説編」の内容は、かなり分かりやすい本でした。難解なところもありましたが、無視して読み進め「実践編」で、なるほどー!ということも多かったです。
「実践編」が一番面白かったです。思想の使い方、切れ味が実感できます。このように使うのか、「この本は、こんな本だったのか」「この世界は、このようになってたのか」と新しい発見満載でした。
かなり沢山の内容が盛り込まれた本でした。「使えるようになればいいなぁ」と思う考え方が沢山ありました。
別の思想家を対象とした本も読みたいよー(続編が欲しい)
本当に待望の新書化。フーコーやバルトという現代思想の英雄達の思想を、平易な表現、巧みな例え話、を用いて軽快に描ききった稀有な本。本書の最大の特徴は、その「実践編」にある。各思想家の着想が、映画や小説の中で如何に生き生きと描き出されているかが、ドライブの利いた生きのいい文章で描かれる。個人的には、内田樹がレヴィ=ストロースを小津安二郎「お早う」で読み解いたその文章に、大きな感銘を受けた。日常の応答である挨拶から、コミュニケーションが立ち上がる様を、小津の映画をお題に描いたそれは、レヴィ=ストロースへの深い理解と、小津映画への愛情に満ちていて、とびきり印象に残る。必読。
『「どちらへ?」と問いかけるものは目的地を訪ねているのではない。そうではなく、これは「どこへ行かれるにせよ、あなたの歩みに天の恵みがありますように」という祝福のことばを贈るための修辞的な問いなのである。だからこの問いに対しては「祝福をありがとう」という感謝を込めて「ちょいと西銀座まで」と答えるだけで足りているのである。』
「お早うのコミュニケーション」p274